盆提灯やお盆のことをわかりやすく解説しています。
盆提灯がよくわかる

お盆のいろは

キュウリの馬・ナスの牛

お盆の時に、キュウリの馬と、ナスの牛を供えることがあります。
これは先祖の霊が、馬に乗って一刻も早くこの世に帰り、牛に乗ってゆっくりあの世へ戻って行くように、との願いを込めたものといわれています。
真菰(まこも)で作られた馬と牛を供える場合も多いです。
また、先祖の霊がキュウリの馬に乗り、牛には荷物を乗せて楽に帰れるように、という意味が込められているともいわれています。

真菰の敷物

お盆の精霊棚には真菰(まこも)のゴザが敷かれます。
真菰は古事記や日本書紀などにも登場する薬用成分を含んだ植物で、お釈迦様は真菰の敷物に病人を寝かせ治療したといわれます。
仏事に限らず、神事でも使われる真菰は、宗教性の高い敷物なのです。

ほおづき

精霊棚や仏壇の前に、ほおづきを下げる地域があります。
ほおづきは鬼灯とも書かれ、死者の提灯であるともいわれています。

みそはぎ

地域によっては、精霊棚にみそはぎと呼ばれる花を飾ることがあります。
みそはぎは茎の先にたくさんの淡い赤紫の花を付けます。
みそはぎは禊萩とも書かれ、禊(みそぎ)という言葉からも分かるように、浄めのために使われるものです。

蓮の葉の水

精霊棚には、蓮の葉に水を少したらして供えることがあります。
この水を閼伽(あか)といいます。
仏教では供養のための水のことを閼伽と呼び、穢(けが)れを払う水とされています。

精霊流し

精霊(しょうりょう)流しは、お盆のお供え物を積んだ精霊舟を海や川に流す行事で、おもに8月16日に行われます。
また灯籠を流す、灯籠流しをする地域もあり、これらは送り火の一種となります。

盆踊り

最近では宗教的な色合いは薄れてきましたが、元来盆踊りは、お盆に帰って来た故人や先祖の霊を慰め、無事に送り帰すための宗教的な行事でした。
また、帰って来た霊が供養のおかげで成仏できた喜びを、踊りで表現しているともいわれています。

中元とお盆

中国では、旧暦1月15日の上元節、旧暦7月15日の中元節、旧暦10月15日の下元節の三元行事があります。
中元は半年の無事を祝い、先祖に感謝する日となっています。
日本に伝わった中元は夏の贈答行事となりましたが、そこには贈り主と贈り先が先祖の代から続くものとし、感謝する気持ちが込められています。

お盆の薮入り

薮入り(やぶいり)とは、正月とお盆に、奉公人が主人から休暇をもらって実家に帰ることができる期間をいいました。

お盆の成句

成句(せいく)とは、2語以上の結びつきが習慣的に固定し、ある決まった意味を表す言葉をいいます。
お盆の成句としては、「盆暮れ」は時季を指す言葉であり、「盆と正月が一緒に来たよう」は、とても忙しいこと、または、喜ばしいことが重なることの慣用句であります。

釜蓋朔日

お盆月の1日を釜蓋朔日(かまぶたついたち)といい、地獄の釜の蓋が開く日であり、先祖の霊が冥土からそれぞれの家に旅たつといわれています。
一般的に1日からお盆といわれ、この日から先祖の霊を迎える準備をはじめます。

七夕

7日は七夕ですが、そもそも七夕は棚幡とも書き、先祖の霊をお迎えするための精霊棚とその棚に幡を安置する日といわれます。
その行為を7日の夕方より勤めたために、棚幡がいつしか七夕に転じたともいわれます。

迎え団子・送り団子

迎え団子・送り団子は、先祖の霊をお迎えする時や見送る時に、精霊棚にお供えするものです。

盆花

盆花(ぼんばな)とは、精霊棚に飾る花をいい、生花と造花があります。
生花では桔梗、撫子(なでしこ)など秋の花が主になります。

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